本日は部活動のネタを採り上げてみたいと思います。
リセマムより。
教員志望の学生の94%「学校教育に部活動が必要」 | リセマム
このタイトルにもある通り、この調査の対象は教員志望者。
ということは、将来の教育界を担う方々ということです。
その学生さんたちの圧倒的多数が部活動の必要性を感じているということは、今後も部活動の存在感はそれなりに大きなものであり続ける可能性が高い、とも言えるのかもしれません。
ただ、調査結果として集まったサンプル数は216件と決して多くはありませんので、どのくらい世間一般の状況を適切に表現しているかについては慎重な判断が必要です。
ちなみに、この調査の概要は次の通り。
・日本の学校教育に部活動が必要か(「強く思う」+「思う」の割合)
全体:87.9%
教員志望者:94%
教員志望者でない人:87%
・部活動が必要である理由
上下関係やマナー、社会性、順応力などを身に付けられること
・部活動が必要でない理由
授業や通塾など勉学に悪影響があること
学校ではなく、地域や学外のクラブで行った方がよいという声も
・学校部活動の顧問になりたいと思うか(「強く思う」+「思う」の割合)
全体:46.3%
教員志望者:79%
教員志望者でない人:28%
・部活動の顧問になりたい理由
自身が部活動から受けた恩恵を生徒にも受けてほしい
生徒とともに自身も成長できる
授業では学べないことを教えたい など
・部活動の顧問になりたくない理由
精神的・肉体的に負担
満足な報酬が得られない
十分な指導ができない など
日本の教育活動における部活動の位置づけというのはかなり大きいものがあります。
そしてこの部活動の存在が、教員の業務を増やしていることは間違いありません。
一方で、部活動による教育効果は確かにあると、私自身も経験上感じているところです。
今後部活動をどうしていくかということを経営課題としてとらえている学校もおそらく少なくないでしょう。
今一度、部活動のメリットとデメリットをしっかり整理して、御校の教育理念等と照らし、また教育の優先順位を勘案し、今後の展開をお考えいただければと思います。