寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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私立校出身者の約7割が「人生が変わった」

新たな週の始まり、私学関係者に元気になっていただけそうな記事を見つけました。

リセマムより。

 

中高時代に関する調査、私立校出身者の約7割が「人生が変わった」 | リセマム

 

この調査は株式会社ネオマーケティングが実施したもので、その名も「中高時代に関する調査」。

中高ともに私立出身者と、ともに公立出身者の各150名が対象となっています。

まず気になるのは表題にもなっている「人生が変わった」とする回答。

概要は次の通りです。

Q.「中学校で人生が変わったと思うか」

→「変わったと思う」+「少し変わったと思う」の回答

 ・私立:69.3%

 ・公立:33.3%

→「まったく変わっていない」の回答

 ・私立:4.7%

 ・公立:15.3%

Q.「高校で人生が変わったと思うか」

→「変わったと思う」+「少し変わったと思う」の回答
 ・私立:75.3%

 ・公立:58.0%

以上、私立出身者のほうが中高時代に生き方の変化を感じた割合が高いという結果になりました。

 

その要因として参考になりそうなのが、「中学(高校)生活で思い出深かったこと」という調査項目。

公私立出身者ともに「友人との関わり」が最多なのですが、公立では「部活」がそれと同じくらいの高率であるのに対し、私立出身ではかなり数字が下がります。

逆に、公私比較で私立が相対的に高くなっているのは、中学では「文化祭(学園祭)」、高校では「先生との出会い」「合唱」となっています。

 

「学校行事」と「先生」の存在感が高いことは、私学としての特徴として見逃せないのではないか…個人的にはそんなふうに感じました。

自校の特色化を考えるにあたり、そんな仮説を基にすることもあり得るのではないでしょうか。

いずれにせよ、どの学校でも卒業生は必ずいらっしゃるわけで、その卒業生に「母校のどんなところが良かったですか」といった質問を投げかけることは、御校の未来を考える際にも素晴らしいヒントになるはずです。

 

この調査、いろいろな気付きをもらえる気がしますがいかがでしょうか。