まずは先週金曜日、弊社セミナーにお越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
2時間では伝えきれないところもあり、少々早口になってしまった点がありましたこと、申し訳なく思っております。
ただ今回は配布資料を充実させたつもりですので、施設関係のことを考えるにあたり、ご活用いただければ有り難いと思います。
ちなみに8月はほぼ毎週セミナー開催。
ぜひともたくさんの方にお越しいただけることを願っております。
さて今日は先週見つけた興味深い記事をお届けします。
(この記事は有料会員向けの記事となっております。ご容赦下さい)
この記事は題名通り、現役東大生6名による座談会形式になっています。
うち3名は私立出身、残り3名が公立出身。お互いの経験をざっくばらんに語り合っているようです。
まずこの記事を読んでまず感じたのは、「受験勉強における学習塾の存在感」には差があるということ。
記事によらずとも常日頃感じることではありますが、
東京や大阪での中高生活においては学習塾が「必須」「当然」の存在である
と感じます。
一方で、地方においてはむしろ逆のイメージ。
学習塾を利用している生徒さんは少数派なのではないでしょうか。
私が受験生だった頃も、学習塾に行くか行かないかは
かなり自由度の高い選択であるように感じていました。
私自身も学習塾には縁のない生活を送っていましたし…
今回座談会に臨んでいる6名のうち、公立出身の3名は私と同じ、地方都市出身者。
記事によれば私立出身の3名は「受験勉強は学習塾任せ」であるのに対し、
公立出身者は自ら考えて受験勉強を組み立てた感があります。
がこれはきっと「公私の差」というよりも「地域性の差」でしょう。
学習塾の数も種類も圧倒的に多い都市圏においては、
受験を学習塾に任せてしまうという方法もあり得るのだと、
この記事を読んで強く感じました。
大学受験に限らず、中学受験、高校受験もある程度テクニックが必要であることは否めません。
が、どの受験勉強も、本来はそれまでの学習成果の到達度を図るのが目的であるはず。
とすれば、学習塾の存在価値は、受験勉強を仕切るところにあるのではなく、あくまでも補完的な存在であるべき…というのは理想が過ぎるのでしょうか。
翻って私学のあり方を考える時、現実を引き伸ばして考えるなら
・受験勉強は塾に任せて、独自性のある活動に特化する
という方法があり得るのが都市圏の私学、なのかもしれません。
一方で、
・受験勉強も含めて、学校だけで完結できる環境と力を持つ
という私学があってもいいように思います。
特色化の方向性、やはり大切だと思わずにはいられません。
(文責:吉田)