寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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「負けるな」と被災地の児童、8年後への手紙

 東日本巨大地震被災地・岩手県山田町の町立大沢小を卒業したばかりの児童が31日母校に集まり、「8年後の自分へ」と書いた手紙などをタイムカプセルに入れて、校舎裏の敷地に埋めた。

 同小は高台にあって津波の被害は免れ、6年生29人は全員無事だったが、家族や家を失った児童もいる。タイムカプセルは、卒業式が行われた今月23日、児童らが、手紙や思い出の品を持ち寄ろうと互いに呼びかけた。

 津波で父(49)を亡くした男児(12)は、「本当は大きくなったらお父さんに恩返しをしたかった」と書き、「ぼくはあまり強い人じゃないけど、今まで育ててくれてありがとう。20才、負けるな!!!!!!」と締めくくった。

(2011年3月31日 読売新聞)

これほどまでに想いの詰まったタイムカプセルはなかなかないであろうと思うほどです。自らを振り返ってみても、また世間の事例を見ても思うことは、「学校は卒業生にとって大切な『帰る場所』である」ということです。変える場所がなくなることほど辛くさみしいことはないものです。いろいろな事情があるにせよ、学校の統廃合という施策あるいは決断というのは、慎重を期してもらいたいと願っています。(JTC/吉田俊也)