寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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高校生と連携 「青春食堂」

佐久 接客やメニュー開発

 長野県佐久市岩村田本町商店街振興組合が、地元高校生の協力を得て運営する「三月九日 青春食堂」が9日開店した。

 商店街活性化を目指す試みで、商店街と高校生の連携した食堂は全国でも珍しいという。

 店は、商店街の目抜き通り近くの岩村田中央公園前で、築100年以上の空き家を改修した。店名は、同市在住の放送作家・加瀬清志さんが「佐久」や感謝を意味する英語の「サンキュー」などにかけて名付けた。

 開店初日は、北佐久農業高校(佐久市岩村田)の女子生徒3人が制服に前掛け姿で接客し、店の名物の米粉うどんを客に配膳した。

 今後、店の内装やメニュー構成に高校生の意見を取り入れる予定だ。メニューに加えるため、北佐久農高が生産する食材で作った「北農(ほくのう)カレー」の開発も進められている。また、ほかの地元高校生もアルバイトなどでかかわっていくという。

 この日は、開店前から約30人の客が並び、当日限定100円で提供した米粉うどんは、約300食を売り上げる盛況ぶりだった。10日以降は店名にちなみ1食390円で提供する。

 北佐久農高2年の女子生徒は「初めての接客業で緊張したけど、商店街の人と協力することができてよかった」と笑顔。同組合の阿部真一理事長(51)は「街の活性化には、若い力が欠かせない。高校生のアイデアや行動力で、この食堂を通じて、街全体を盛り上げていきたい」と話す。

(2011年3月10日 読売新聞)

最近このような「学生×営利事業」の取組に興味を惹かれる私。今回は長野県です。以前、長野県上田市に旅行に行ったとき、街を歩いていたら女子高生に呼び止められ、「リンゴいかがですか」とその場で営業されたことを思い出します。聞けば農業高校の学生さんとのことで、山のようなリンゴをとてもお値打ちな価格で売っていただきました。生産し、それを売るところまで教育の一環とされていることに感銘を受けました。そのリンゴの美味しさにもまた唸りました。青春食堂もぜひ行ってみたいものです。(JTC/吉田俊也)