寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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中学生の学力向上「先輩」がサポート…三重

菰野町事業計画

 三重県菰野町は28日、町出身の高校生や大学生が地元の中学生を教える「学びのサポート学力向上事業」の実施計画を発表した。

 中学生の学力アップを目指すだけでなく、失われつつある地域の絆づくりにも役立てる。

 町広報やホームページを通じて、教員志望の高校生や大学生に協力を呼びかける。町教委が面接した後で、約10人を「学力向上応援団」のメンバーとして登録する。

 応援団は夏休み期間中に10日間程度集中的に行う講座を担当し、約50人の中学生を教える。講座内容はメンバーらによる会議で決め、受講希望を募集する。

 同町は、大学生が小中学校で教諭を手伝う県教委の取り組みをヒントに、新規事業として新年度当初予算案に経費約12万円を盛り込んだ。お兄さんやお姉さん役となる高校生や大学生の教育意欲の向上にもつなげることを狙っている。

(2011年3月1日 読売新聞)

私立学校の貸借対照表を見てみると、その最初に出てくるのは「固定資産」。つまり、学校法人の財産のうちでもっとも重要性の高いものとして、会計上は固定資産が位置づけられています。が、本当の意味での学校の財産は「人」。生徒や保護者をはじめ、教職員や地域の方々など、学校はサービス業の中でも「人」の重要性が特に高い事業ではないでしょうか。卒業生や教職員OBまで含めると一つの学校に関わった人の数というのはとてつもなく大きくなります。そんな貴重な経営資源たる「人」を、学校が積極的につなげ、また活かす方法を模索することは社会にとってとても大切なことのように感じます。人の宝庫=学校。世代を超えたつながりが期待されます。(JTC/吉田俊也)