短めの記事ですが、各校園でも再度ご留意いただきたい内容です。
日経新聞より。
消費者安全調査委員会(消費者事故調)は1日、学校設備の安全点検に関する報告書の原案をまとめた。倒れた器具に巻き込まれて児童が死亡するなど相次ぐ事故を受け調査した結果、点検の実効性が不十分と結論づけた。近く正式に報告書をまとめ、学校設備の緊急点検を全国で実施するよう文部科学省に要請する。
学校関係者各位はすでにご承知かと思いますが、
学校設備の安全点検は学校保健安全法で各学校に義務づけられています。
そして文科省は、遊具・設備の破損の有無、
教室内にくぎなどの突起物がないかどうかなど、
確認すべき項目を例示してくれてもいます。
ただ、点検する具体的な箇所や手法は学校現場が判断することとされています。
今回の消費者事故調の報告書によりますと、
点検の項目が定まっていない学校があっただけでなく、
点検表そのものがない学校もあったとのこと。
学校現場への訪問調査もなされたようなのですが、その中には、
窓の手前に、児童が上ると転落の危険がある棚が置かれていた、
といったケースなどが確認されたそうです。
さて貴校園は安全点検、できていますか。
今回公表された資料では上記実例をはじめ、
点検票に記載することが望ましいとされる
「点検の観点(なぜ危険なのか)」
についての注意喚起もなされています。
以下に報告書のリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。
全文は少々長いですが、概要は全4ページです。
なお、今回の調査は主に小中学校を対象としたものとなっております。
ご了承のほどお願いいたします。
(文責:吉田)