防災教育にメタバースは適しているように感じます。
日経新聞より。
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東京海上日動火災保険はNTT子会社と提携し、メタバース(仮想空間)上で防災教育などのサービスの提供を始める。第1弾として、2023年度内に学校や自治体に、地震や津波などの災害を疑似体験しながら防災を学べる教材を提供する。デジタル技術を活用した教育の広がりが見込まれ、新たなニーズを取り込む。
まずは貴校園の防災教育はどのような状況でしょうか。
地球温暖化も影響してか、
最近は日本国内の天災の激甚化が進んでいるように感じます。
いざという時への備えは、いざという時が来ないとなかなか進みにくいのですが、
学校においてはぜひとも先んじて教育に取り入れていただきたいと感じます。
そして今回開発されたサービスは、
メタバース上でアバター(分身)を動かしながら、自然災害を疑似体験できる。車で避難したり、走って避難したりする場合など複数の避難行動を用意し、災害発生時に取るべき行動や注意点を学べる。
というもののようですので、実際に災害が起こった場合を
よりリアルに体感できるものではないかと感じます。
そしてこのサービスは、まず23年度内に無償で、
30~50自治体への提供を目指すそうで、
さらに同年度内に学校や自治体の希望に応じて、
実在する地域や通学路などをメタバース上で再現する
有償サービスの提供を検討する、とも書かれています。
利用料は再現する街の規模などに応じて変わりますが、
1000万円程度となる見込み、とあり、
各校園が単体で利用するにはハードルが高いのですが、
同一地域の複数校園が連携して利用することは
十分考えられるのではないでしょうか。
防災だけでなく、地域を学べることにもつながるような気がしますので、
新たなサービスに期待したいと思います。
(文責:吉田)