昨日に続いて情報科の話題を。
本日は入試からみた内容です。日経新聞より。
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大学入試センターは9日、2025年1月実施分から再編する大学入学共通テストの各教科の試作問題を公表した。現在の高校1年から必修化され初出題となる「情報1」は、日常の場面を題材としてプログラミングやデータ分析の力を問う出題が目立った。デジタル社会での実践的な課題解決力を重視しているとみられる。
まずは大学入試共通テストの主な変更点を見ておきましょう。
記事では下の表に内容をまとめてくれています。
そして今月上旬に公表された施策問題では、
情報1の試験時間や配点も設定され、本番を想定した問題の全体像が
初めて明らかになりました。
プログラミングに関する問題は、日常的な買い物を想定して「460円の商品購入で510円を払う」といった釣り銭が少なくなる代金の支払い方を取り上げた。客と店がやりとりする硬貨の枚数が最も少なくなる方法を求めるプログラムの関数を出題した。
データ分析では国の統計調査をもとに、15~19歳が1日のうちでスマートフォン・パソコンの使用、学業、睡眠にそれぞれ費やした時間についてのデータを提示。データを落とし込んだ散布図を見ながら、各要素の相関性を分析する問題などが出された。
昨日のブログでも採り上げましたが、現状、
情報科の指導体制が十分なものになっていないケースもあるようです。
ただ、未来の社会を見据えれば、こういった内容の重要性が高まることは
おそらく間違いないと思われます。
入試に対応するという近視眼的なところを越えて、
子どもたちの未来のために、教育環境を整えることが肝要だと感じます。
ちなみに、大学入試に関してはこんな記事も。
同じく日経新聞より。
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この記事によりますと、大学入学共通テストでの情報科の試験について、
東京大や大阪大などは導入を予告した一方、
北海道大は情報1を課すが配点はしないと公表。
徳島大も2025、26年の一般入試で情報1への配点をしないとのこと。
私立大では入試に共通テストを用いる大学は増えている、
と記事にはありますが、さて今後どのように推移していくのでしょうか。
(文責:吉田)