自らの経験をふりかえると、
学校でも確かにそんなことがあったような気がします。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
この記事を書かれたのは学習塾の講師をされている方のようです。
ある時、中学受験を目指す小学5年生の男子児童が
他塾から転塾してきたそうで、これは業界的にかなり珍しいことのようです。
というのも、中学受験は全科目を一つの塾で教わるのが一般的で、
小学校の高学年になれば中学受験の勉強が本格化するため、
それから塾を変えることは精神的な負担が大きいから、とのこと。
この男子児童・A男に転塾の理由を聞いてみた筆者。
その答えとは。
A男は「ケアレスミスをすると、罰として宿題を増やす先生がいたんです」と話してくれた。「宿題が増えるのが嫌じゃないんです。宿題が罰なのが嫌だったんです。その先生が担任だったので我慢できませんでした」という説明だった。
なるほど、いろんな考え方があるのだなあ、と感じた私。
何が良くて何が悪い、という話ではなく、
そういう考え方も、そうでない考え方もあると思います。
ただ、教える側の想いというのは、日ごろの言動に確実に現れ、
子どもたちはそれを敏感に受け取るものだということが
よく分かる実例だと感じました。
この記事はこう締められていました。
学校選びで校風や指導方針を重視するのと同様に、塾選びでも先生の考え方や指導方針をよく確認してほしい。塾にも校風がある。
改めて確認しておきたいのは、学校選びにおいて、
校風や指導方針は大いに重視されている、ということ。
そして、校風や指導方針は、個々の教職員の言動によって
子どもたちに伝わり、各家庭に伝わるものだということ。
貴校園に勤務する教職員各位に、貴校園が大切にしていることは
十分に理解していただけているでしょうか。
その方針に沿った言動を実践していただけているでしょうか。
見過ごしてしまいがちなこういったことこそが、
貴校園のブランドを形成していることを改めて認識しておきたいと思います。
(文責:吉田)