痛ましい事故を絶対に起こさない、という強い意識と行動が求められます。
日経新聞より。
静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で通園バスに置き去りにされた3歳女児が死亡した事件を受け、政府は9日、通園バスを所有する全ての幼稚園や保育所、認定こども園などを一斉点検する方針を決めた。対象は計約1万カ所に上るとみられる。
登園の際にバスに乗せた園児を下ろし忘れる、などといったことが
起こることはあり得ない、と思いたいのですが、
現実に起こっている、しかも複数回、ということで、
緊急点検がなされる、とのニュースです。
今回の点検は事故が起きた通園バスが中心になりますが、
この事故を見聞きした私たちが忘れてはならないのは、
「本当に子どもたちの安全は確保されているのか」
を、バスに限らず、日常の活動のすべてにおいて
きちんと確認することではないでしょうか。
おそらく、各校園には子どもたちの安全確保のために様々な工夫が凝らされ、
日常のルーティンとして定着が図られていると思います。
しかし、それらの行動自体が目的化してしまえば、
魂のこもらない行動になってしまう危険性があります。
「日頃行っているルーティンにはどんな目的があるのか」
を、管理職はじめ校園全体で再確認する機会を作っておくべきでしょう。
(文責:吉田)