貴校園でもくれぐれもお気を付けください。
日経新聞より、コンピュータウィルスに関する情報です。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
本人認証を装ってパスワードをだまし取ったり、
マルウエア(悪意あるプログラム)を送ったりする
メール型攻撃が急増している、という記事です。
世界のメールの約4分の1の通信を調べる米プルーフポイントによると、検知したメール攻撃の件数は2021年4月を基準として21年10月には4.93倍に増え、22年3月に13.5倍にまで急増した。4月は前年同月比で8.5倍の高水準にある。感染が拡大しているマルウエアの「エモテット」のメール攻撃だけでも3月に1000万件に達している。
このブログをお読みの皆様の多くもすでにご体験済み?かもしれませんが、
メルカリやアマゾンなどの電子商取引(EC)サイト、
au PAYなどの電子決済などのインターネット上のサービスなどを装い、
メールが送られてくるというケースが多くなっています。
添付ファイルを開いたり、偽サイトにアクセスしたりしてしまうと
パスワードがだまし取られたり、アドレス帳に登録されている宛先に
ウィルス付きのメールが勝手に配信されてしまったり…と、
大変なことが起きる仕掛けになっています。
専門家は、このような手口は今後も高水準で推移すると見通しています。
これまでであれば、メールの文面が不自然であるなど、
おかしいな、と気づきやすい面もあったのですが、
ここ数年でそれも改善?され、ますます気づきにくくなっているようです。
そしてもうひとつ、日本でのメール文化が被害に拍車をかけている、
ということも指摘されています。
下の表をご覧になって、お気づきになることもあるのではないでしょうか。
弊社がお世話になっている業者さんからお聞きしたのですが、
最近のメール攻撃は、相手を選ばない、という点も特徴のようです。
貴校園も他人事ではないという自覚の下、
対策を実行していただくことが重要ではないでしょうか。
例えば、添付ファイルでの送受信をウェブからのダウンロードに変える、
組織内での周知徹底を図るとともに実際の訓練を行うなど、
手軽にできることもたくさんあります。
何かあった後では相当の手間とコストが発生してしまう危険がありますので、
早めの実態把握とご対応をお願いいたします。
(文責:吉田)