年度末が近づき、忙しい毎日を送っておられる方も多いことでしょう。
心身ともに疲れを感じるときなど、やってみてはいかがでしょうか。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
ある会合で、夜寝る前に子どもと一緒にスリー・グッド・シングスを実践しているという女性に会った。おそらく就学前か小学校低学年の子どもだろう。子どもを寝かせつけるときに、その日に起きた良かったことや楽しかったことを話してもらっているのだという。
スリー・グッド・シングス、をご存知でしょうか。
私はこの記事で初めて知ったのですが、その名の通り、
その日に起きた良かったことを3つ思い出して書き出すことで
こころを元気にする方法を指します。
良かったこと、と言っても大げさなことでなくてもよく、
日常の生活のなかで起きた、こころが少し和らぐような出来事を
具体的に思い出すことがポイントです。
弊社のセミナーの冒頭では「Good&New」を実践しています。
これもこの記事のスリー・グッド・シングスと同じように、
良かったこと、新たな気付きや発見を思い出すものですが、
あえて異なる点を探すとすれば、
その内容をシェアするところまでを含んでいる、
ということになるでしょうか。
思わず笑顔が生まれた会話や、スマホの画面に突然現れた数年前の写真を見たときの懐かしい気持ち。学童期の子どもであれば、校庭の片隅に咲いている小さな花を友だちと一緒に見つけたときの喜び。窓から外を見たときに面白い形の雲が目に飛び込んできたときの驚き。ごく日常的なささいな体験を毎日夜に思い出すと、こころが元気になってくることがわかっている。そのときのこころの状態になれるからだろう。
日常に「よかったこと」はあふれているはずです。
ただ、それに気づくことができないだけ。
昨日と今日が全く同じ一日、ということはあり得ませんし、
よかったことがひとつもない一日もきっとあり得ないでしょう。
嫌なことばかりを考えていると心も体も元気を失います。
最初は無理にでも、よかったことを思い出してみると、
そのうちよかったことに気づきやすい体質?になれるはずです。
学校であれば子どもとの対話の中で、
職場という位置づけであれば同僚との話の中で、
家庭であれば夫婦の間で、よかったこと探しをやってみませんか。
自分を元気にするしくみを持っておくことで、
仕事も生活も健全化されると思いますので。
(文責:吉田)