統計情報としてはすでに少々古くなってしまいましたが、
水準をチェックしておきたいと思います。
まずはアルバイトについて。日経新聞より。
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リクルートは(1月)17日、三大都市圏(首都圏、東海、関西)の2021年12月のアルバイト・パート募集時平均時給が前年同月比15円(1.4%)高い1115円だったと発表した。4カ月連続で最高を更新した。年末の繁忙期に向けた飲食や販売関連の職種がけん引し、前月から7円(0.6%)上昇した。求人件数が増えて求職者の応募が分散し、採用しにくくなったことも一因だ。
ちなみに、事務系は前年同月比30円(2.6%)高い、1,189円となっています。
需要が大きい「コールセンタースタッフ」は1,413円と過去最高になった、
とあります。
アルバイトの時給はかなり高くなってきている印象ですね。
では派遣社員はどうでしょうか。
こちらも別日の日経新聞の記事より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
人材サービス大手のエン・ジャパンが(1月)19日に発表した2021年12月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏(関東・東海・関西)で前年同月比39円(2.5%)高い1632円だった。同年7月以来の最高水準を更新した。時給の高い技術系の案件が増えた一方で、低時給の物流関連の求人は年末年始向けの需要が落ち着き減少。相場全体を押し上げた。
平均値だけを見ると判断を誤りそうな内容が含まれることが、
上の文章にも注意喚起?されていますね。
低時給の求人が減ると平均額が上昇するということも、
こういった統計を読む際の重要なポイントでしょう。
それはさておき、エン・ジャパン発表の情報によりますと、
最も案件数の多い「オフィスワーク系」は前年同月比43円(2.8%)上昇、
1,592円となっています。
ちなみに、リクルートがまとめたものでは、
オフィスワーク系の平均時給(三大都市圏)は1,594円とのこと。
こちらは8カ月連続で過去最高となっているようです。
アルバイトも派遣も、ここ最近単価がかなり上がってきています。
貴校園の人件費計画の中でもぜひご留意いただければと思います。
(文責:吉田)