データサイエンスの重要性が高まる中、
それをどう教育するかが学校の新たなテーマになってきています。
日経新聞より。
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データを活用し課題解決を目指す「データサイエンス」について、全大学生に知識を身につけさせる動きが始まっている。日本経済新聞の調査に、全国の有力大の約7割が初級レベルの授業を必修化すると答えた。デジタル時代のビジネス現場に必要な能力の基礎を固める一歩といえる。一方で応用レベルには遠く、不足する指導者の確保が急がれる。
この記事にはこんなことが書かれています。
「産業界ではデータに基づく経営の意思決定の重要性が増している」
まずこのことを、現場の先生方は把握しておられるでしょうか。
国の施策においてもEBPMという言葉が一時もてはやされましたが、
データに基づく経営というのは実業界では当然の基本になっている、
と私も感じています。
一方、矢野経済研究所の調査では、データ分析関連の人材は
2019年度時点で約7万3200人にとどまっており、
政府は2019年6月策定の「AI戦略」において、
2025年までに全ての大学・高専生が
データサイエンスの初級レベルを習得する目標を掲げました。
初級レベルというのは、
「実社会で目にするデータを適切に読み解き、使い方を判断できる水準」
を想定しているそうです。
日経新聞が9~11月に有力大152校に尋ねた調査によると、初級レベルを全学部生が履修できる大学は91校だった。全学部生で必修にしたのは東京大や九州大など36校で、予定がある大学を含めると102校となり、全体の67.1%に上った。「専攻を問わず、データの時代の『読み・書き・そろばん』の基礎力として必要」(群馬大)といった声が聞かれた。
上の表にある大学のうち、いくつかの例がこの記事、
そして次の記事にも記載されています。
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今回の記事は大学を対象にしたものとなっていますが、
小中高でもその基礎を学ぶ場面は今後増えていくことでしょう。
教える人材をどうするか、ということを含め、
各校園で検討を進めておく必要がありそうです。
(文責:吉田)