放課後の子どもたちをどう支えるか、
は私学にとっても大きなテーマでしょう。
日経新聞より。
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全国の小学校に広がる「アフタースクール」は地域主体の活動だ。放課後の教室、校庭を使って学びや遊びの場を提供する。先駆者の平岩国泰さん(47)はNPO法人、放課後NPOアフタースクール(東京・文京)の代表理事。自治体や企業と連携し、多彩なプログラムを各地に届ける。
この記事に登場する平岩さんは、17年前に長女が誕生。
その年、下校中の児童を狙った痛ましい事件が相次ぎました。
当時、普通の会社員だった平岩さんは、定休の平日を利用し、
週1回の個人ボランティアをされていたそうです。
近隣の学校にアフタースクールの提案をしても門前払いで、
初回企画は公民館で実現したとのことですが、
開催の前々日まで応募がゼロで、そこにある女性が現れ、
「張り紙を見て共感し、4人集めたわ」と…
2011年以降、東京や神奈川など20を超す公私立の小学校でアフタースクールの実績を重ねてきた。スポーツや音楽、料理などプログラムは500種類以上。「市民先生」と名付けた地域の人たちが講師で活躍する。21年度から愛知県の自治体と連携し公立学校へのノウハウ支援も始めた。
このNPO、約90人のスタッフの大半が20~30代で、
インターンシップの学生も増えているそうです。
学校が敬遠される職場と言われる中で、
この活動には人が集まっていることに、
人材募集のヒントもあるような気がします。
さて貴校園の放課後の状況はいかがでしょうか。
小学校であれば活動の場そのものをどうするか、
中高であれば部活動をはじめとする課外活動などなど、
正課の活動とともに経営課題になっていることも多いでしょう。
こういった取り組みを学んで、自校園の活動に活かすことができるといいですね。
(文責:吉田)