やっぱりそうなのか、と思ってしまいました。
日経新聞より。
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近年、管理職に「なりたくない」という会社員は多い。人材サービスのマンパワーグループ(東京・港)が2020年3月にまとめた調査では、役職についていない20~50代の正社員400人の83%がそう回答した。
1年以上前の調査結果ですので、少々古いデータにはなりますが、
それでも最近の傾向を示すものと言っていいでしょう。
下のグラフでは「なりたくない」の大きさから
もはや目を背けることができません。
ちなみにこの結果、年代別に見るとどうなるか、予測できますでしょうか。
年配の方からはひょっとすると「最近の若い者は…」と嘆くネタ?
と思われる向きもあるかもしれませんが、驚くなかれ。
「なりたい」との回答は20代が28%、30代が23%。
これに対し、40代は10%、50代は7%。
年代が高まるにつれ減る傾向がみられたそうです。
もちろん、ある程度会社人生を歩んで、先が見えてきた、
と感じている中年世代がそう回答したともみられなくはないのですが、
もはや若年層だけではなく、どの世代も管理職希望は大いなる少数派、
と言えそうです。
さて貴校園はいかがでしょうか。
今回ご紹介したデータは一般企業のものですが、
学校でもよく似た、あるいはそれ以上に深刻な、
管理職希望者不足にお悩みかもしれませんね。
今回のデータでは、管理職になりたくない理由として
・「責任の重い仕事をしたくない」(51%)
・「自分のやりたい仕事ができなくなる」(17%)
などが挙がっていたそうですが、
後者は学校の場合より強くなりそうな気もします。
管理職が目標になる、あるいは希望が持てる役職になる、
というふうになるためには、
現状を続けているだけではきっと難しいでしょう。
その責任に見合う処遇と権限の付与が大前提、かもしれません。
今後の管理職育成について、貴校園でもぜひ一度ご検討ください。
(文責:吉田)