以前も少しだけ採り上げた、デジタル対応による施設整備について、
続報が出ておりました。
小さな記事ですが、押さえておきたいと思います。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
文部科学省は(8月)20日、情報通信技術(ICT)の本格導入といった新たな時代の学びに合わせ、学校施設の在り方を見直すよう求める有識者会議の中間報告を公表した。
デジタル機器の活用を想定して教室を広くし、多目的スペースを設けることなどを提言。黒板に向かって児童生徒が座る従来のスタイルから、多様な学びができる空間への転換を図りたい考えだ。
つい先日、来年度予算の概算要求もありました。
貴校園ではその情報に気を留めておられますでしょうか。
ぜひとも意識しておいていただければと思いますが、
今回の記事では上記施設整備に関する経費が、
文科省の概算要求に盛り込まれる予定であることが書かれています。
施設整備にはまとまったお金が必要になりますので、
その意味では予定されている予算措置の内容が気になりますね。
一方で、各私学ではすでにICT化が相当程度進んでいらっしゃると思います。
その中で、既存の机や教室が手狭になっているということも
現実化してしまっているかもしれませんね。
補助を受けられるタイミングと、
子どもたちの学びの環境整備をすべきタイミングがうまく合うことを
願ってはいますが、もし後者が先にやってくるとすれば、
まずはその解決に向けた具体策を実行していただくことが重要かもしれません。
ちなみに、記事にある有識者会議の中間報告では、
教室の面積を広くすること、そして壁を取り払って
廊下を多目的スペースとしてグループ学習などで使えるようにすること
などが求められており、
「多様な学びの姿に柔軟に対応できる創造的空間の整備を推進する必要がある」
と指摘されています。
貴校園の多様な学びに対応できる創造的空間の整備に向け、
ぜひともご検討をお進めください。
(文責:吉田)