寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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統計PickUp 人口推計

先月発行の弊社情報誌「Ys学校経営情報」より、

統計に関する記事をご紹介します。

そういえば、先日は国勢調査による人口統計の発表もありましたね。

 

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【結果概要】

令和2(2020)年11月1日現在の総人口は1億2566万9千人。令和3(2021年)4月1日現在(概算値)の総人口は1億2541万人。
こどもの数は1493万人(40年連続の減少)。こどもの割合は11.9%(47年連続の低下)。こどもの割合は諸外国と比べ最低水準。

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【この統計を読むポイント】

 5月5日は「こどもの日」。例年きまって、この日のニュースでは「こどもの数」が報道されます。そして、この報道のもとになっているのが今回採り上げる「人口推計」です。今年の報道はすでに見聞きされていることと思いますが、【結果概要】に記した通り、40年にわたって少子化が進展しています。


 さてこの統計にはひとつの特徴があります。上の「算出方法」にも記載しましたが、人口推計は「他の人口関連資料」を参照して作られるものである、という点です。総務省統計局HPによりますと、公的統計の中には、統計調査により作成される統計(=調査統計)、業務データを集計することにより作成される統計(=業務統計)、他の統計を加工することにより作成される統計(=加工統計)があるとのこと。なるほど、毎度実際に人口を一から調べて…というのでは、時間もコストもかかりすぎます。統計にはよく似たものが多く存在しているという印象もあったのですが、極力重複を避けつつ、それぞれの統計の目的を達することができるよう、相互に調整がなされているものなんですね。

 私学においては、現在の子どもたちの数を知ることはもちろん、これまでの推移を把握し、今後の子どもたちの数がどうなっていくのかを見通すことは、学校経営の枠組を決定づけると言っていいほどの重要性を持ちます。つまり、人口推計は非常に重要な統計情報なのです。そしてこの人口推計は、毎月その結果が発表されますが、特に毎年4月には、前年10月1日時点の人口が都道府県別・年齢別(5歳階級)で公表されることとなっています。貴校園が立地する地域、あるいは志願・在籍する子どもたちが住む地域における人口動態は、将来の貴校園の形や規模を考える大きな題材になることでしょう。

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ぜひとものぞいて見てくださいね。

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(文責:吉田)

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