寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

危険ブロック塀、今も

断続的に降り続く雨に土石流の発生。自然の脅威は今や場所を問いません。

まだ雨は続くようですから、各地でしっかり備えねばなりません。

 

地震も同じ。当日の揺れはいまだにしっかり覚えています。

あれから3年が経つのですね。対策は万全にしておきたいものです。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

 

倒壊したブロック塀の下敷きになって2人が死亡した2018年の大阪北部地震から(6月)18日で3年。撤去や改修などの対策は所有者任せにされ、危険な塀は依然として放置されている。撤去・改修費用の補助制度を設けている自治体は半数程度にとどまり、所有者に耐震診断を義務付ける動きも鈍い。対策を進めるには行政の積極的な対応が求められる。

 

上記のとおり、この記事は行政の対応を求める内容になっています。

事実、例えば徳島県内の自治体では、海沿い地域にある

502カ所のブロック塀のうち、500カ所が地震により倒壊する恐れがあると判明。

東京都中野区では、約2万5千カ所のブロック塀のうち

17%が「著しく危険」か「危険」と判断されています。

そして宮城県では、通学路にある2864カ所のブロック塀に危険性がある、

と判断されていて、その後も75%が改善されていなかった、とあります。

 

確かに公的な支援、推進は必要だと思う一方で、

私学ではどんな状況だろうかと少し心配になりました。

私が訪れる学校でも、ブロック塀が残っているケースもあるのですが、

近くに立ち入ることを禁止する立札があるだけ、という状態が

この3年間続いている、という学校もあります。

 

ブロック塀の中でも危険性はそれぞれ異なると思いますが、

ともすると喉元過ぎれば熱さを忘れてしまい、

安全対策の中でも後回しになっていることがあるかもしれません。

3年前の痛ましい事故を教訓として、

今一度、貴校園のブロック塀をはじめ、

施設設備の安全性について改めてご確認いただければと思います。

そしてもし問題があれば、優先度を高めてご対応いただければとも思います。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp