寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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大卒内定率71.8% 17年卒以来で最高

コロナ禍にもかかわらず…という枕詞を想像してしまいましたが、

別の大きな要因が存在しているようです。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

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就職情報会社のディスコ(東京・文京)は7日、2022年春卒業予定の大学生・大学院生の就職内定率が6月1日時点で71.8%だったと発表した。前年同月を7.8ポイント上回り、現行の就活ルール(3月に採用広報、6月に選考解禁)になった17年卒以来で最も高かった。インターンシップなどを通じた採用の早期化が進んでいる。

 

この調査はディスコ社の就職情報サイトに登録している大学生と大学院生、

計1,217人を対象に、6月1~6日にネットで実施されたものです。

内定率は5月1日時点と比べて13.4ポイント上昇とのこと。

就職先を決めて就活を終了した学生は全体の43.1%で、

前年同月を10.9ポイント上回ったそうです。

 

同社上席研究員のコメントとして、

「就活ルールの形骸化が進み、優秀な学生を採用するため

 インターン経由での早期選考が進んでいる」

と書かれています。

なるほど、インターンが選考の場になってしまっているんですね。

 

インターンは学生にとっても企業にとっても、

具体的な業務を通じてお互いを知る貴重な機会になっていると思います。

しかし、これが就職において過度に重視されてしまうと、

学生は学業そっちのけでインターン

ということにもなってしまいかねません。

なかなか難しい問題を孕んでいると思います。

 

内定率が7割を超えたとはいえ、裏を返せば3割はまだ、ということです。

しかもこの調査は6月1日時点。まだ6月に入ったところです。

日本の学生は進路決定に十分な時間があるとは言い難いですが、

あまり焦りすぎずに進む道を定めて欲しいと願っています。

そして、学校側もまたそのような子どもたちを

積極的に支えてあげていただきたいと願っています。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp