それはそうですよね、とうなずいてしまう記事です。
日経新聞より。
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新型コロナウイルスの感染拡大を機に「進路変更を考えた」と答えた高校3年生が19.4%に上ることが大学受験の情報サイト運営のパンタグラフ(東京・渋谷)の調査で分かった。2020年8~12月、中高生と浪人生1077人に運営サイト上で尋ねた。
コロナ禍で受験方法や志望校の変更を検討したのは中高生など全体の12.7%、
と記事は報じていますが、もしこれが正確な数値だとすれば、
残りの9割近い子どもたちの精神力の強さに驚きます。
そして上のグラフは「コロナ禍の不満」の要因を示したもので、
「集中力を保って勉強するのが難しい」が59%に上っています。
「学校行事の中止」も4割強と、学校行事への期待感の高さもうかがえます。
ちなみに、授業のオンライン化は51%が賛成と答えています。
賛否拮抗しているという結果が興味深いですね。
賛成の中には「巻き戻して何度も見られる」という評価がある一方、
「塾に行けないので周りの友達の進捗が分からない」の声もあったそうです。
塾で友達の進捗を知るのか、と驚きと残念な気持ちが入り混じりましたが、
その場が塾でなく学校であっても、やはり友と切磋琢磨することの
大切さも改めて感じるところです。
新年度の学習環境も依然として気を遣うところかと思います。
各校園におかれましては、子どもたちのよりよい学びのために、
検討と工夫をお続けいただければ有難く存じます。
(文責:吉田)