あと数日で新年度が始まりますね。
弊社情報誌もリニューアルを予定しておりますが、
その中で採り上げるテーマの一つがSDGsです。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が日本社会に定着してきた。最近では小中学校の教科書に取り上げられている。国連加盟国が2015年に採択したアジェンダは17の目標を掲げている。
まずはここで、貴校園におけるSDGsの認知度について確認しておきたいと思います。
小中学校では教科書に取り上げられている内容とのこと。
では大人たち、教職員各位はどのくらいSDGsを認知しているでしょうか。
教育内容はどんどん更新されていく中で、
心配すべきはむしろ大人のほうかもしれません。
この記事では、SDGsの目標を達成するために、
「企業人として留意すべきこと」が3つ挙げられています。
企業人のみならず、学校人もぜひ一度チェックしておきましょう。
まず1つ目に、SDGsの本質について。
SDGsは余剰利益の再配分ではなく、企業活動全般を通じて実現すべき目標です。
企業が収益活動を活発に行うほど目標に近づく、という発想ですから、
貴校園の活動そのものを通じて実現していくことが重要です。
2つ目に、経営者にとって「169のターゲット」を熟読することが有益、
と筆者は指摘しています。
17の目標を細分化し、各論に落とし込んだものが169のターゲット。
理念だけでは行動に繋げにくいかもしれず、そのような時には
この具体化されたターゲットが役立つと思われます。
そして3つ目にして最も重要な点が「地球との共生」。
気候変動対策やクリーンエネルギーの増進は当然のこと、貧困・飢餓の撲滅やジェンダー平等の実現もこれと深い関係がある。一つしかない地球を豊かにしなければ、貧困・飢餓は無くならないし、ジェンダーを超えた人々の活躍なしに、地球社会のバランスは保てない。
ただ、SDGsをあまりに崇高なものにしてしまうと、
身近なところからするりと逃げて行ってしまうような気もします。
その意味では、SDGsを「ブランド・マーケティングの手段」として
位置づけることは決して悪くない、いやむしろどんどんやるべき、
と感じています。
近年、私学の魅力をどう伝えるかがより一層大きな課題になっていますから、
SDGsをその基軸に据え、筋道の通った広報を展開することができるのではないか、
と期待しているところです。
貴校園でもSDGsへの積極的なお取組をぜひ。
(文責:吉田)