入試シーズンが佳境に入ってきましたね。
今年はオンライン授業がかなり進みましたが、
入試も今後オンラインになっていくのでしょうか。
日経新聞より。
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大学受験でのオンライン入試導入について、高校1.2年生1万人の57.3%が「不正防止など、試験の公平性などがどこまで保たれるか不安だ」と回答した。大手予備校の河合塾などが昨年10月下旬に意識調査をおこなった。
この調査の結果がグラフになっていましたので、
そちらをご覧いただきましょう。
とても興味深いのは、上のグラフには、
「不安」「心配」という選択肢と、
「便利」「安心」という選択肢がいずれも2つずつあって、
もうひとつが「違和感はない」という中立的な選択肢が上がっていた点。
そして、これらが等間隔で並んでいるような印象を受けました。
不安や心配もあるけど、便利さや安心感もある。
過渡期を象徴するような結果のように感じましたが、
皆さんはどんな印象を持たれたでしょうか。
その試験が知識量を問うものであれば、
不正防止が大きなポイントになる気がします。
が、知識を用いて思考力やアイディア、判断力を問うものであれば、
カンニングのしようがなく、心配よりも便利さの方が際立つようにも思います。
いずれにせよ、国際的な学力調査は端末を介してのものになっていきそうですから、
試験の方法も変わっていくのがむしろ自然な気がします。
私学ではぜひ公立に先んじて、新たな試験の中味や方法について
開発していただきたいと思います。
(文責:吉田)