以前から少し気になっていた2つの学校種。
連携が進むことを願っています。
日経新聞より。
高校と、高卒者の2割ほどが進学する専門学校の連携を強化するため、文部科学省は一貫教育プログラムの策定に乗り出す。5日、同省関係者への取材で分かった。医療や介護、調理など職業に直結する教育をする専門学校に目的が定まらないまま進み、学習意欲を維持できないケースがあった。高校段階から進学後を見通したカリキュラムで将来の職業選択につなげたい考えだ。
高校と大学の接続については早くから議論があったのですが、
一方でこの専門学校との連携についてはほとんど耳にしませんでした。
が、高校から専門学校に進学する子供たちは決して少なくありません。
そして、専門学校はその名の通り専門性の強い学校ですから、
その後の職業をきちんとイメージして進学することで、
学びの意義が大きくなることは間違いありません。
2021年度には全国16カ所を選んだうえで、
高校と専門学校の連携についての実証事業を開始する、と記事にあります。
この実証事業では、高校と専門学校が協力して
カリキュラムや共通の学習目標を開発するとのことで、
専門学校側は就職先の開拓を担い、
提携する高校から進学する場合の学費減免も検討するなど、
かなり有意義な連携が模索される見通しです。
工業科や商業科などだけでなく、普通科高校の参加も可能で、
さらには地元企業や教育委員会も参加する事業になるとのこと。
さてどんな連携が実現するのでしょうか。
私立高校でも社会との接続が大きなテーマでしょうから、
参考になるところが多いような気がします。
この取組が、子どもたちの進路開拓をよりよいものにすることを
願うばかりです。
(文責:吉田)