制服が選べる。
公立校でもそんな動きが増えてきているようです。
日経新聞より。
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女子生徒の制服にスラックスを追加したり、性別の縛りをなくしたりする形で制服に選択肢を設ける都道府県立高が少なくとも19都道県の600校超に上ることが、都道府県教育委員会への取材で分かった。出生時の性別と自認する性別が異なる「トランスジェンダー」の生徒への配慮に加え、防寒面などから導入する高校も増えている。
文部科学省は2015年、性的少数者の児童生徒への配慮を求める通知を出しています。
この取材は10~11月に実施されたもので、
教育委員会が把握しているものを表にしたのがこちら。
結構な数に上りますね。
選択肢の中身としては、
「女子生徒にスラックスを認める」というケースが多く、
制服を男子用、女子用と限定せずに選べるようにして、
男子がスカートをはける高校もあるとのこと。
仮に選択肢がなくても、申し出があれば個別に対応しているケースも
存在しているようです。
さて翻って私学はどうでしょうか。
すでにそのような対応をされている学校もあると思いますし、
議論が進んでいない学校もあるように感じます。
安全対策には高い意識を持って取り組まれているケースが多い一方で、
こういった学校生活の基礎にあたるところへの配慮が十分かどうか、
一度ご確認いただいてもよいかもしれませんね。
(文責:吉田)