寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

セミナーをふりかえって

先週木曜日は、今年2回目の学校経営セミナー開催日でした。

コロナ禍がありながらも、早い時期からお申込みが届き始め、

当日のご欠席もゼロ。

当然、感染対策を万全にしての開催とさせていただきました。


学校経営セミナーは毎年、5~10回程度のスケジュールを立てて

実施してきておりましたが、今年度は「法務と財務」に焦点を合わせ、

年度当初から2回のみの実施として計画を進めてきました。

初回は7月の実施で、主に私学職員さん向けの内容で整えたのですが、

今回は理事・監事さんのお役に立てるようにと練っておりました。

 

全体を2部構成とし、第1部が法務。津田裕行弁護士の登壇でした。

 

主催者ながらまず驚いたのが、資料の充実度。

私学法の改正を総ざらえし、私学の機関設計、

特に評議員会や非常勤役員のあり方についても言及されるなど、

これで1冊の書籍になるのではないか、と思わされるほどの内容でした。 

 

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第1部の後半の様子です

 

一方で反省すべきは時間の短さ。

2時間余りの時間では資料のすべてをお届けすることができず、

受講者の皆様には若干消化不良感が残ってしまったかもしれません。

セミナー講師の立場からすると、せっかくの機会だから、

と内容を欲張ってしまうものですし(資料だけでもお渡しできれば

何かのお役には立てるかな、と私もいつも思ってしまいます)、

今年度は開催時間の制約が大きかったので結果としてはやむを得ませんが、

次年度以降はもっとしっかり時間を取って、

内容を存分にお届けできればと感じた次第です。

 

そして第2部は吉田が財務を担当しました。

学校法人会計のポイントを復習し、

それを踏まえた資金計画と人件費管理について検討してみました。

役員向けを強く意識しておりましたので、

技術的なことは最小限に抑えて、決算を読む際のポイントをギュッと一掴み。

そして、コロナ禍を経験したことによって、

にわかに高まっている資金管理の重要性を、

中長期資金計画へと落とし込む際の留意点や着眼点をお伝えしました。

 

アンケートを拝見しますと…

・重要なポイントを的確にお伝えいただき、大変参考になりました。

・説明がわかりやすかった。

・第一部では今後の私学法改正の動き、方向性について認識することができた。

 第二部では資金計画の重要性、とりわけ資金の4区分の色分けをする必要性を強く意識した。

などなど、今回はいつも以上に熱のこもったメッセージをたくさんいただき、

感激いたしました。

 

また、セミナー終了後には多くの受講者さんから質問を含めお声を掛けていただき、

今回のセミナーにご満足いただけたことが私にも感じ取れました。

 

タイミングは少々早いのですが、本年度の定例セミナーは今回が最終回。

次年度はよりいっそうパワーアップした内容をお届けできればと思っております。

ご参加いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。

そして今後も学校経営セミナーをお楽しみに!

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp