またもや「即戦力」の流れが来ているようですね。
日経新聞より。
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人材市場で「未経験OK」を掲げる求人案件が減少している。転職サイトでは未経験者歓迎の案件の比率が、新型コロナウイルスの感染拡大前の8割から直近は5割まで下がった。コロナ禍で景気の先行きが見通しにくくなり、企業は育成に時間がかかる人材の採用を控え、スキルを明確にしたジョブ型で働ける即戦力を求めつつある。
上記の現象について、記事に付いていたグラフが分かりやすいので、
以下に転載させていただきます。
人手不足の中では「未経験歓迎」というのが決まり文句のようにも
なっていた感がありますが、それがここへ来て急減。
特に技術系職種の減少が目立っていて、
「電気、電子、機械」では29.9%と1月比なんと50.6ポイントの減。
「IT(情報技術)、web、ゲーム、通信」も16.9%で同40.7ポイント減です。
そしてこの現象を逆から映すかのように、
即戦力となる経験者の求人は活発なようです。
エン・ジャパンの35歳以上を対象とした転職サイト「ミドルの転職」の案件数は前年同月を上回る推移が続く。IT系や物流など新しい生活様式を支える職種で、リーダーとして現場を支えられる人材の需要が強い。
コロナ禍の前までは、未経験者の採用も多く、
業種を超えた転職がかなり活発に行われていたように感じます。
が、ここへ来てそれが減っているとなると、雇用の流動化は抑えられ、
現在の職にとどまる人は増えるのかもしれません。
ただ、業績の悪化等で今後はさらに失業者が増えることも懸念されます。
このような環境下において、貴校園は人材採用をどう考えられますでしょうか。
教職免許を持っているのに一般企業で働いている人材は決して少なくないはず。
教育現場にも関心を向けてもらえるといいのですが。
(文責:吉田)