教員免許のあり方は今後どうなっていくのでしょうか。
見通しについて触れた記事が出ておりました。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
萩生田光一文部科学相は(7月)22日の衆院文部科学委員会で、児童生徒へのわいせつ行為で教員免許が失効しても3年後に再取得を可能としている教員免許法を改正する方針を示した。「私の責任で、できるだけ速やかに法案を提出することを念頭に進めていきたい」と述べた。自民党の池田佳隆氏への答弁。
実は最近、こんな記事も出ていたんですよね。気になりました。
同じく日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
学校教員による性暴力が増加している。わいせつや性的言動で処分された教員は2018年度、過去最多の282人で被害者の49%に当たる138人は勤務校の児童生徒や卒業生。専門家は「先生と子どもで圧倒的な力の差があり、性暴力のリスクを常にはらむ」と指摘する。教員の処分情報が共有されず、他地域で再び教壇に立てる点も疑問視されている。
冒頭引用させていただいた記事を読んでみますと、現在文科省では、
子どもたちにわいせつ行為をした教員は原則として懲戒免職とするよう、
教育委員会などに要請しているそうです。
さらに政府は今年6月、性犯罪・性暴力対策を強化する方針を決定し、
教員免許に関しても厳しく見直す方向で検討するとしています。
教員は立場上、子どもたちからの憧れを集めやすいもの。
最も身近な存在として、子どもたちを守るべき立場にありながら、
その自制が利かない教員はやはり学校現場に相応しくないでしょう。
一方で、厳罰は事後的、対処療法的であることは否めません。
学校が健全な場であるために、法整備はもちろんのこと、
各校園での研修や研鑽も求められるところではないでしょうか。
根本的な課題解決が図られますようにと願っております。
(文責:吉田)