私学にとっては非常に気になるニュースなのではないでしょうか。
出生率が下がり、出生数が減ったそうです。
日経新聞より。
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出生率の低下に歯止めがかからない。厚生労働省が5日発表した2019年の人口動態統計で、1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は1.36と、前年から0.06ポイント下がった。4年連続の低下で07年以来12年ぶりの低水準になった。政府や自治体は保育所の整備、教育の無償化などで少子化対策に力を入れてきたが、実を結んでいない。
上のグラフを見ても、ここ数年下げている様子は一目瞭然。
そして直近の下げ方が大きいのも一目瞭然です。
私学にとってはマーケットの縮小を意味するデータですので、
決して無視することはできません。
人口推計はこの出生率が大きく影響するわけですが、
記事によれば、現状の推計条件に比べても厳しい状況になっているようです。
少子化は政府の想定を上回るペースで進んでいる。国立社会保障・人口問題研究所は17年時点では、19年の出生率を最も可能性が高いとされる中位推計で1.42と見込んでいた。19年に生まれた子どもの数(出生数)は過去最少の86万5234人で、90万人の大台を割るのも21年との見通しから2年早まった。
貴校園のグランドデザインにもおそらく、
年少人口の推移は少なからず影響を及ぼすことでしょう。
市場人口を厳しく見積もり直した上で、
学校経営の将来設計を今一度実施していただければと思います。
(文責:吉田)