絵本の思い出、皆様にもおありでしょうか。
私はムスティの絵本が大好きでした。
日経新聞より。
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幼児教育・保育の無償化が始まり、乳幼児期の育ちや発達の重要性が政策課題になっている。生涯にわたる学びの起点となる、乳幼児期の文化的活動を支える教材の1つが絵本だ。ところが、幼稚園や保育園などが絵本を買う予算は、園児1人当たり年間数百円にとどまることが、東京大発達保育実践政策学センターとポプラ社(東京・千代田)の共同研究で明らかになった。
ちょっとショッキングなデータの紹介から始まったこの記事。
私も関与先の幼稚園のことを思い返してみると、
「絵本が古くなってボロボロなんですけど、なかなか買い直すお金がなくて」
という言葉を何度聞いただろう、と思うほどです。
その都度、大切なものにはしっかりお金をかけましょうね、
絵本は特に優先度が高いのではないのですか、
とお伝えし、背中を押してきたつもりではあるのですが…
筆者はこう指摘しています。
経済協力開発機構(OECD)が発表した2018年の学力到達度テスト(PISA)で、日本の15歳の読解力は過去最低の15位に下がった。結果を受けて中学生に読書を勧めるのではなく、乳幼児期から発達段階に応じ本と出合う機会を与えることが重要である。
残念なことではありますが、各家庭で絵本に触れあうことを期待するのは
さまざまな理由があって難しくなりつつあるように感じます。
一方で、素敵な絵本は昔から多くありますし、現代にも多く生まれています。
大人が読んでも感銘を受けるものも多いですしね。
幼稚園や保育園での活動の中で、絵本を活用する機会が
いっそう重視され、そのための財政措置もなされるといいのではないでしょうか。
別の調査では、3~5歳児のいる家庭の絵本の数と子供への読み聞かせの頻度は比例していることも分かっている。時代に合った絵本に子供が格差なく触れる機会を設けることは、コミュニケーション力の基盤をつくり、認知能力と非認知能力それぞれを培うのに有効だ。
本年度の書籍購入予算は確保されていますでしょうか。
もし確保できていないならすぐに確保して、
良い本を園内にたくさんストックしていただければと願っております。
(文責:吉田)