寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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私立学習費1830万円

学校関係者にはおなじみの調査かもしれません。

連日統計のご紹介です。日経新聞より。

 

www.nikkei.com

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幼稚園から高校までの15年間、全て私立に通った場合、学習費の総額は1830万円で、全て公立に通った場合の541万円に比べ、3.38倍になることが(12月)18日、文部科学省の2018年度学習費調査で分かった。前回16年度調査では3.28倍で、少し差が開いた。

 

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公立と私立の比較ですが、あくまでも平均額の合計によるものです。

学校種ごとにみると、公私の差は

・幼稚園:30万4千円

・小学校:127万7千円

・中学校:91万8千円

・高校:51万3千円

となっていて、やはり小学校、中学校の差が大きくなっていますね。

小学校では実に差が5倍となっています。

 

ちなみに、前回調査との比較では、

公立の学習費は全ての段階でほぼ横ばいなのに対し、

私立は幼稚園で4.6万円、小学校で7万円、中学校で8万円上昇している、

とのこと。授業料の値上げが主な理由のようです。

一方で、高校は就学支援金制度が導入され、前回比7万円減。

公的な支援の重要性も感じられる結果となっています。

 

金額は付加価値を示すもの。

高額商品はどうしてもマーケットが小さくなりますが、

それでもその価値を認める人たちは喜んで買ってくださいます。

貴校園のブランドを高めて、安定経営を目指していただければと思います。

 

(文責:吉田) 

www.ysmc.co.jp