金銭感覚が敏感なのか乏しいのか…
これを見るだけでは判断が難しいのですが、
少なくとも、自分が中高生の頃は何にも考えてなかったな、
と思わされた記事をご紹介します。
日経新聞より。
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ソニー生命保険が全国の中学生と高校生の合計1000人を対象に30歳での貯蓄額の目標を聞いたところ、1000万円以上と答えた割合は38.6%だった。平均額は中学生で1075万円、高校生で921万円だった。
30歳で貯蓄1,000万円。個人的には「すごい」の一言です。
ちなみに、30歳での目標年収も同じアンケートで調査されていて、
中学生が平均854万円、高校生が761万円だったそうです。
では現実は、といえば、国税庁調査による2017年の30~34歳の平均年収は
407万円。2倍くらいの隔たりがありますね。
ただ、これが「夢を描く」ことにつながるならぜひ、と思います。
お金を稼いで、それを貯めて、○○に使う!
ということもまた、子どもの頃の大きな夢になり得ますしね。
ところが、記事にはこんなことが書かれています。
10年後の日本について「不安」または「どちらかといえば不安」と答えた割合は中学生が66.5%、高校生が73.6%だった。いずれも2年前の調査から5ポイント増えた。100万円の臨時収入があったら貯金すると答えた割合は中高生とも7割を超えた。
(中略)ソニーフィナンシャルホールディングスの渡辺浩志シニアエコノミストは「将来の不確実性が高まるなか、より安定した生活を送りたい意識が強い」と指摘する。
むしろ将来への不安がそう回答させているのであれば悲しいことです。
将来に夢が描ける社会をつくることこそ、大人の責任ですね。
そして学校は子どもたちの夢を大切にする場であってほしいと願っております。
(文責:吉田)