ちょいと久しぶりになりますが、賃金動向を見ておきましょうか。
日経新聞より。
人材サービス大手のエン・ジャパンが22日発表した4月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏(関東、東海、関西)で前年同月比3.6%(54円)高い1571円だった。前年を上回ったのは11カ月連続。過去最高だった3月に比べると1円安いが、事務職などの募集が伸び、全体の時給を底上げしている。
というわけで、事務職の派遣需要が高まっている、と記事は伝えています。
それにしても、平均時給が1,571円とは。
いつの間にやら1,500円を超える水準になっているんですね。
ちなみに、別の統計によりますと、同じく三大都市圏における
プログラマーなどIT(情報技術)・エンジニア系の平均時給は
なんとなんと2,104円。
「経験者のニーズが強く、関東では時給が5000円を超える募集もあった」
と記事に書かれており、人材の貴重さがうかがえます。
ちなみにオフィスワーク系は前年同月比1.3%(21円)高い、
1,567円となっています。
5年8カ月連続のプラスということで、
ここ5年以上、上がり続けているんですね。
少し前にはこんな記事も出ていましたよ。
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求人情報大手のリクルートジョブズが16日発表した三大都市圏(首都圏、東海、関西)の4月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比2.5%(26円)高い1047円だった。全ての職種でプラスが続いている。
職種別では事務系が前年同月比3.9%(41円)高い1090円と上昇幅が大きい。
学校現場でも非常勤や派遣社員を活用されているケースは少なくありませんよね。
学校にノウハウを形成すべきこととそうでないことを区分しながら、
雇用形態を柔軟に考えていくことが求められそうです。
(文責:吉田)