寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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脱・年功序列が加速?

本日は昨日採り上げた日経新聞の記事に続いて掲載された記事を採り上げます。

 

www.nikkei.com

(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)

 

優秀な若手を巡っては、業種の垣根を越え、グローバルでの争奪戦となっている。初任給の処遇や待遇で見劣りすれば採用に不利になる。優秀な人材に高給で報いるために、年齢や勤続年数に応じて一律で賃金が上がる年功序列を見直す企業もでてきそうだ。

 

近い将来、現存する仕事のいくらかはAIにとって代わられる、

ということがおそらく事実であろう、とされる中で、

AIやITを使いこなす人材へのニーズは高まっています。

このような、時代の先端を行く職種というのは、

年功序列型賃金制度では最も処しにくい職種である、

とも言えるでしょう。

学校においてもプログラミングや探究型といった、

新たな着眼点に基づく教育指導を担当し、成果を挙げる教職員について

既存の人事制度があてはまりにくいのはある意味当然のこと、ですよね。

 

経済産業省によれば、米IT人材の平均年収のピークは30代の1200万円超だが、年功序列型の日本では30代で520万円だ。IT大手やスタートアップが個人の能力やインターンシップの成果を基にして初任給が異なる仕組みを取り入れ始めたのは、こうした若手に報いる報酬制度を整えなくては、給与体系や働き方が柔軟な外資系企業に対抗できないためだ。

 

雇用の流動性は確実に高まっていて、

若者の意識は年功序列よりも高額な初任給へと向かいつつあります。

 

一方で、初任給を厚くすれば固定費がかさんでしまいます。

「バブル期入社の50代のコストが大きい。

 彼らの定期昇給の幅を小さくするなどして若手に配分する企業も出てくるだろう」

との推測も記事に書かれています。

 

さて貴校園の賃金制度、将来に向けてどうデザインされますか。

 

(文責:吉田)

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