人的資源が限られる中で、子どもたちの安全をどう確保するのか。
そのひとつの解決策になるのかもしれません。
日経新聞より。
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東京都は公立小中学校に高齢者と子供が交流する施設を設ける事業を、2019年度に始める。高齢者が放課後の子供を見守ったり、補習を手伝ったりする。都によるとこうした施設は全国初。高齢者の生きがい作りや子供がいたわりの気持ちを持てるようにする一方、長時間勤務が問題となっている教員の負担軽減につなげることも目指す。
記事にもある通り、これは東京都の企画です。
校地に設けられる施設を使ってどんな活動をするのかについては
保護者や学校、地域住民らが協議して決めるそうですが、
東京都の想定は
・放課後の高齢者と子供の交流や補習支援
・登下校する子供の見守り
・高齢者をゲストとした街づくりの授業の実施
などとなっています。
学校の強みのひとつに「施設や土地の存在」を挙げることができます。
学校が職場である皆様にとっては当然のことかもしれませんが、
場所を使いたい、というニーズはこの世の中に結構あるものです。
校地や学校施設を活用して新たな学びを生み出す機会は
私学の場合、もっと積極的に検討してもいいように思います。
高齢者をはじめ、地域と学校がもっともっと近い存在になれば、
いくつかの課題が解決に向かうこともあるのではないでしょうか。
(文責:吉田)