寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

市教委のいじめ対応「違法」

少し前にニュースでも大きく採り上げられていましたが、

学校経営において非常に重要なテーマですので、

このブログでも考えてみたいと思います。

日経新聞より。


www.nikkei.com

(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)

 

事実関係も含め、かなり多頻度での報道がなされておりましたので、

すでに状況はご存知かと思います。

私が今回の報道で重視しているのは、

今回の報告書において以下の記述がなされている点です。

 

・市教委の対応を「違法」と断じた

・「いじめと担任教諭の指導が、一体的に補完し合いながら心理的に追い詰めた」

 と結論付けた

 

生徒によるいじめがあったことも認定しつつ、

その対応が「違法」かつ「心理的に追い詰めた」とされていることは、

教育に携わる側に大きな責務があることを明示しています。

 

 

公立、私立を問わず、いじめは発生する危険性が常にあるものだと思います。

そして、いじめの構図にいったん陥れば、悪気のあるなしに関わらず、

子どもたちはどこまでも無邪気に残酷になり得ます。

とすれば、大人がどうふるまうか、学校がどうふるまうかは、

子どもたちの命を左右する大きな要素になる、ということです。

 

仕事柄、学校評価アンケートの結果を拝見することも多い私ですが、

いじめに関する設問やその回答を見て、

いじめが疑われる結果であることも少なくありません。

学校で少しでもその気配を感じたら、

ぜひ早めのご対応をお願いしたいと思います。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp