日本が「やる気後進国」?
そんなはずは…と思いながら読み始めた記事です。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が24%。
「やる気のない社員」が70%。
そして、「熱意あふれる社員」はわずか6%。
これが本当に日本の姿なのか…と、
疑ってしまうのは古い世代の証拠なのでしょうか。
このような事態を受けて、
「1年後の意欲予測」なるものを実施している企業もあるようです。
全社員の7年間の考課や残業時間、異動回数など46種類のデータを盛り込んだアルゴリズムを使い、1年後のやる気を4段階で測る。一部の職種では社員が持ち味を発揮できる部署を自動提示するシステムも導入。3カ月に1度の本人の満足度調査も踏まえ、上司が最適な職場や働き方を示す。
これをやっている企業名がリクルートであることに驚きます。
リクルートは起業家精神あふれる人材が特に多い企業のイメージがありますが…
それでもこのような方策が必要とされるのですね。
学校や幼稚園の人材はどうでしょうか。
各校園の管理職の皆様から漏れ聞こえる声の中には
「簡単に休む」
「ストレス耐性が低い」
「言われないとやらない」
「好きなことばかりに時間を使う」
といった厳しい内容のものもあります。
確かに、個々の教職員のやる気を高めることは簡単ではありませんし、
個人差が大きいだけに、
「あの先生はできるのに、なんであいつは…」といったふうに、
「個人の能力の問題」で片づけられることも多いのかもしれません。
しかし、数々の個性を集めて組織を運営していく必要がある以上、
やる気のすべてを個々の教職員のせいにしてはいられません。
人材育成、モチベーションアップの方法の模索としくみ化を
少しずつでも進めていき、自校園と教職員との信頼関係を高めていきたいですね。
(文責:吉田)