寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

学校における働き方改革に関する総合的な方策(3)

先日訪れた某市役所では、毎週水曜日が定時退庁日だとおっしゃっていました。

今日は水曜日。

貴校園では早めの下校、できていますでしょうか。

 

さて今週は下記答申について連載させていただいております。

 

www.mext.go.jp

 

今日は第4章。

「学校及び教師が担う業務の明確化・適正化」というタイトルが付いています。

いつものように、概要から。

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これは以前にも提言がなされていましたね。

本来は子どもたちに関わるいくつかの機関が、

勝手に?お互いを補いながら活動するのがベストではないか、

と思うのですが、近年は家庭や社会が担ってきた役割をも学校が担う、

というケースが多くなってきていますので、

このような分担の明確化というのもやむを得ないのかもしれません。

 

大雑把なまとめにはなりますが、

答申に書かれている改善策を大別してみました。

 

・業務そのものの削減

・業務遂行の効率化

・業務の標準化、しくみづくり

・体制の整備

・外部機関によるフォロー

・世間の啓発

 

目の前で改善できることもあれば、

長期を見据えた施策もありそうです。

上記着眼点に沿って、少しずつでも改善が進むことを願っています。

 

ただ注意すべき点として、

私学の場合にはここでいう文科省教育委員会の役割も、

学校法人自身が負わねばならないケースもある、という点が挙げられます。

保護者や地域の理解を得ながら、

学校全体として適切な役割分担を進めたいですね。


(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp