2020年度をひとつの節目にして、
日本の教育は大きく変化しようとしています。
ところが、変化後が明確にイメージできているかと言われると…
どうも怪しい気もします。
さて、未来の教育のカタチとは。
日経新聞に、こんな記事が掲載されていました。
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米国では大学の講義をインターネットで受けられる大規模公開オンライン講座(ムーク)の受講者が急拡大。人工知能(AI)やビッグデータを生かして教科を効率的に教える手法の開発も進む。子供たち一人ひとりが習熟度に応じてタブレットの動画を見ながら授業を受ける方法も導入されている。しかし、日本はエドテックの分野で出遅れた。学習塾や予備校では活用が進む一方、学校ではWi-Fiの整備が不十分で、ITに詳しい教師も少ない。文科省は2020年度から小学校でプログラミング教育を必修にするが、20年時点でIT人材は約29万人不足すると予想されており、学校現場の体制づくりをどう急ぐかは深刻な課題となっている。
世界ではIT(情報技術)を教育に活用する
「EdTech(エドテック)」
が学びの現場を大きく変えつつあります。
EdTech = Education(教育)+ Technology(技術)。
現代の技術を基にすれば、教育はいつでもどこでも、
手に入れようと思えば簡単に手に入ります。
日本で教育を担う行政機関は、言わずと知れた文部科学省。
ところが昨年6月、経済産業省が教育に関する提言を発表します。
経産省、文科省ともに「学校教育が社会の急速な変化に対応する必要がある」「未来の教育は個別最適化された学びが重要になる」との視点は同じだ。しかし、現状の学校教育への評価が大きく異なり、経産省の提言には厳しい言葉が並ぶ。「なぜ学ぶか、どう生きたいかはさておき、まず勉強」「浅く広く基礎を固めて初めて応用ができるという考え方」「学びの生産性の視点が弱い」と批判。未来の教育はどこでも学べるエドテックの進展で学びの自由度が増し「学校」「出席」「学年」などの概念が希釈化すると予想している。
学校での学びもどんどん変わっていくことでしょう。
私学は「進取の精神」でもって、その先頭を走っていただきたいところです。
さて、御校の理念を実現するための現代の教育システムとは?
そろそろ、その答えを出すべきタイミングなのかもしれませんね。
(文責:吉田)