ポケモンGOやSNOWといったモバイル端末アプリに代表されるAR(拡張現実)や、VR(仮想現実)は教育現場にも大きな影響を与える存在になっており、良くも悪くも携帯端末が手放せなくなりそうな時代になりつつありますね。
近年では、なりたい職業ランキングにも登場することが多くなった「You Tuber」ですが、2017年末ごろからは架空のキャラクターが動画配信者となるバーチャルYou Tuberがブーム化しています。
そして、そのバーチャルYou Tuberは教育分野にまで広がりを見せているそうなんです。
記事によると、
人気の塾講師といったケースを思い浮かべてもらえれば分かりやすいと思いますが、
バーチャルなキャラクターなら講師の属人的なスキルや魅力に依存するわけではありませんので、
安定した長期のコース提供が可能になります。
確かに、テレビに引っ張りだこの先生の授業であれば授業を受けたくても受けられないかもしれませんし、費用も高額になりそうです。
しかし、バーチャル講師ならそのような費用は掛からないですし、
何より働こうと思うと同時刻に何人でも働いてもらうことも可能ですね。
バーチャル講師についてのメリット・デメリットをまとめると次のように考えられそうです。
<メリット>
・同じ講師の授業を長期間提供できる
・さまざまな学習コースを設置できる
・交通費や保険料などの経費が抑えられる
・利用した時間に合わせた費用しか発生しない
<デメリット>
・授業を受けるための施設整備への投資が必要
・その場で質問に答えられない
もう既に、塾業界ではスタディサプリや、東進、河合塾マナビスといった
受験向けの映像授業配信が盛んになっています。
教員の募集に苦慮されている地方の学校では、採用できなかった地学や公民の先生の代わりに映像授業を導入された学校もあります。
このような事例を見ていると、
今後、教科担当の先生が仮想のキャラクターになる日も
そう遠くないのかもしれません…というのは言いすぎでしょうか。
(文責:長森)