寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

奨学金でパイロット育成

航空機の操縦士を養成する私立大など民間の6機関が、

一般社団法人「航空機操縦士育英会」を設立し、

来年度から学生に計500万円を無利子で貸与する

「未来のパイロット」を始めるそうです。

 

mainichi.jp

 

記事によると、

国土交通省運航安全課によると、

国内の主要航空会社の操縦士数は6389人(昨年1月時点)。

国が年間6000万人の訪日外国人旅行客数を目指す2030年ごろには、

国内で約8500人のパイロットが必要になるとみられている。

しかし、現在のパイロットは45歳以上が54%を占めており、

30年ごろには大量退職することが予想されている。

とのことで、人材不足が顕著になっているようです。

 

少し前になりますが、LCCのピーチアビエーションやバニラエアでは

大量の欠航がありましたね。

 

これは航空業界に限った話ではなく、

中小企業などでも後継者不足で廃業という話題もありますので、

どの業界・業種でも同じく人材不足になっていますね…

 

この話を教育機関に置き換えると

学校や幼稚園が大学生向けに奨学金を支給し、

卒業後に勤務してもらうことで

支払を免除する関係と捉えることもできるのではないでしょうか。

 

大学進学の際に奨学金を利用する学生は約半数に上ります。

 

学生の中で

幼稚園や学校で働きたい学生に向けて奨学金を給付する。

学校、幼稚園は将来的な人材不足を解消する。

 

もちろん、支給できるほどの資金は必要になりますが、

学生との接点を増やすことで、

学校や幼稚園へのメリットは大きくなるでしょう。

 

教育の質や人材を確保する方策として、ご検討ください。

 

(文責:長森)

www.ysmc.co.jp