寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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新入社員を迎える心構え

4月がもうすぐそこまでやってきました。

4月といえば、幼稚園では入園式、学校では入学式、企業では入社式です。新しい人生のスタートを迎える皆さんには、是非とも新たな舞台で思いっきり楽しんで、思いっきり頑張っていただきたいものです。

一方で、新しい人生をスタートさせる人々がいれば、そんな彼らを迎える側の人々もいるわけです。企業の場合は先輩社員、学校や幼稚園の場合は先輩教職員がそれに該当するわけですが、迎え入れる側にも心構えが必要です。

 

www.nikkei.com

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この人手不足の折に入社、入職してくる新入社員や新入教職員ですが、迎える側が対応を誤ってしまうと、彼らの意欲を低下させ、最悪の場合には離職にも繋がりかねません。

 

ちなみに、記事によると、今どきの新入社員の特徴として以下のように挙げられています。

 

一見、優等生が多い。遅刻、居眠り、忘れ物などはほとんどしない。研修で課題を与えられてもそつなくこなし勉強熱心。予習も復習もやってくる。人当たりも良く、あいさつもできる。

 

と、何やら頼もしそうな感じですが、その反面、心配な面もあるそうです。

 

他人の目を気にし、常に自分がどう見られているかを意識する。横並び意識も強く、同期と同じことができているか気になる。だから一人だけ目立つことは極端に嫌がる。失敗を恐れるため新しいことに挑戦しない。

 

基本的なビジネスマナーの一つに「ホウレンソウ」がある。報告、連絡、相談だが、最近の新入社員はこれができない。

 

情報化社会で育った彼らは周囲に聞かず、まずインターネットで検索する。答えが出ないとあきらめる傾向がある。

 

新しいことに挑戦せず、ホウレンソウもないままシレーっと諦めている・・・となるとかなりやっかいですね・・・。

もちろん、最近の新入社員が全員がそうとは思いませんし、個人的にはこれまでもこのようなタイプの新入社員は少なからずいたと思うのですが、とにかくこのような新入社員が増えてきているというのであれば、迎え入れる側はより一層の努力と忍耐が必要となります。

 

とはいえ、迎え入れる側にも我慢の限界があります。時には叱る事が必要な場面もあるでしょう(私も新入社員時代はよく怒られていましたし・・・)。

 

そんな叱る時の心構えが「かりてきたねこ」だそうです。

 

か ・・・ 感情的にならない

り ・・・ 理由を話す

て ・・・ 手短に

き ・・・ キャラクター(性格や人格)に触れない

た ・・・ 他人と比較しない

ね ・・・ 根に持たない

こ ・・・ 個別に叱る

 

どれも冷静に考えれば当たり前のことばかりなのですが、叱るような場面での冷静でなかなか冷静にはなれませんので、ついつい「かりてきたねこ」と真逆のことをやってしまいがちではないでしょうか。

 

新入社員に対して過度に気を遣うがあまりに叱るに叱れないなんてことになると本末転倒ですから、大切な人材を大切に扱うという意味では時には叱ることも必要な場面があるでしょうし、そんな時には「かりてきたねこ」をしっかりと意識したいですね。

 

また、これらは新入社員を迎えるときの心構えとしての紹介でしたが、新入社員に対してだけではなく、また年齢も関係なく、部下を持つ方が部下に対して指導をする場合にもこれらは意識しなければいけないことだろうと感じます。

 

 

(文責:木村)

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