寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

時速4ページ

タイトルを見て、「?」マークが頭の中を飛び交ったかと思います。

 

この言葉は、先日ある弁護士との打ち合わせの席で出たものです。

 

司法試験の論述試験では、与えられたテーマ(問題)に対して

文章(解答)を作成していくのですが、その分量が解答用紙6ページ分にも

なるそうです。

 

試験時間は120分あり、通常時間配分は

論点整理(論文の組み立てや何を伝えるのかを考える)に30分、

記入(清書)に90分費やすとのこと。

 

その際、90分で6ページ分を書ききるためには

60分で4ページのペースを維持しなければいけません。

 

そこで、冒頭の「時速4ページ」が出てくるのです。

このペースが崩れると、せっかくいい答案を作成していても

最後まで記入できずタイムオーバーになってしまいます。

 

司法試験の話だから、学校には直接関係ないかと思わないでください。

 

「ある作業をするのに、どれだけ時間がかかるか?」という

視点をもつことはとても大事です。

 

単に報告書を作成するだけでなく、試験問題作成、採点、保護者懇談の準備など

たくさんの「業務」が学校にはあります。

 

それ以上に「授業」が1日の大半を占めているので

残りの時間で、効率よく業務をこなしていかなくてはいけません。

 

その時に、「この作業は、多く見積もって1時間でできる」とわかっていると

予定が立てやすくなります。

 

また慣れてくれば、さらに正確に見積もりができるようになるでしょう。

 

具体的には以下の手順で進めるといいのではないでしょうか。

 

・1週間のうち「授業以外の業務」を書き出す

・1つの作業にかかる時間を大まかに見積もる

・実際にかかった時間を記録する(簡単なメモでOK)

 

 

取り組まれたことのない方は、ハードルが高いと感じるかもしれません。

しかし、1週間でいいのでチャレンジしてみましょう。

 

業務を記録することで、自身の時間の使い方を振り返るきっかけにもなります。

 

と、偉そうにこの文章を書いている私も、

まだまだ初心者です・・・。

 

(文責:竹内)