寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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平成27年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況

本日は初任給の水準に関する統計をご紹介しましょう。

厚生労働省HPより。


平成27年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況|厚生労働省

 

概況を引用させていただきます。

一部、筆者が加工しております。ご容赦下さい。

【調査結果のポイント】

1 学歴別にみた初任給
大学卒及び高校卒の初任給は、男女計、男女別ともに前年を上回る。 
(数値は大学卒/高校卒の順に記載)
男女計 202,000 円(前年比 0.8%増)/160,900 円(同 1.3%増)
男性 204,500円( 同 0.8%増)/163,400 円(同 1.3%増)
女性 198,800円( 同 0.8%増)/156,200 円(同 1.3%増)

2 企業規模別にみた初任給
大企業(常用労働者1,000 人以上)、中企業(同 100~999 人)の初任給は、大学卒及び高校卒の男女で前年を上回り、小企業(同10~99人)では、大学卒の男女及び高校卒の男性で前年を上回る。 
(数値は大企業/中企業/小企業の順に記載)
大学卒 男性 206,900 円(前年比 0.7%増)/204,100 円(同 0.7%増)/198,100 円(同 0.4%増)
女性 203,100 円( 同 1.3%増)/197,200円(同 0.4%増)/191,500円(同 0.6%増)
高校卒 男性 163,100 円( 同 1.0%増)/162,000 円(同 0.6%増)/166,100 円(同 2.7%増)
女性 160,900 円( 同 1.1%増)/156,100 円(同 1.4%増)/151,800 円(同 0.0%)

3 産業別にみた初任給
初任給について主な産業別にみると、大学卒は、男女ともに「学術研究,専門・技術サービス業」(男性 212,200円/女性212,200円)、高校卒は、男女ともに「生活関連サービス業,娯楽業」(男性172,800 円/女性166,900円)が最も高い。

4 学歴別にみた初任給の分布
初任給の分布をみると、大学卒は、男女とも20 万円台(200,000~209,900 円)が最も多く(男性36.1%/女性24.8%)、高校卒は、男性は16 万円台(39.8%)、女性は15万円台(28.0%)が最も多い。

以上が直近の世間相場、ということになります。

さて、御校はいかがでしょうか。

ぜひ見比べていただきたいと思います。


私は学校業界に関わって感じるのは、男女の待遇差がほとんどないということ。

これは業界としてかなり進んでいるように思います。

初任給に限りませんが、今回紹介した統計も男性と女性、それぞれの平均に差が生じています。

ですがおそらく、学校の俸給表が男女別に用意されている、なんてケースは出会ったことがありません。


そして、今回の統計にある初任給は人材を募集する際には非常に重要な情報になります。

普段はそれほど気にしないかもしれませんが、この機会にぜひその水準をチェックしておきましょうね。