寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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フリースクールの義務教育化、議員立法に期待 馳文科相

本日の記事は児島が配信します。

フリースクールの義務教育化、議員立法に期待 馳文科相 | 月刊私塾界|全国私塾情報センター

 他の新聞記事によると、馳氏の文科相就任を受け「フリースクール支援が進むのは間違いない」と話す文科省幹部もいるそうです。文科省有識者会議は今年度末までに結論を取りまとめるとされています。

 もう一つ気になるニュースがあります。

カドカワの“ネットの高校”が“N高等学校”として2016年4月開校――プログラミング、文芸小説、ゲームなど多彩な“課外授業”も - ファミ通.com

 東京の大手情報・通信業の会社が沖縄県に単位制・通信制の高校を設置し、生徒募集を開始したとするニュースがありました。インターネットを介して授業やレポートの提出を行えることで、学校の拘束時間が減って生徒自身がやりたい勉強をたくさんできると謳っています。また学費は就学支援金を適用すると3年間で総額30万円弱というモデルパターンを示しています。
 この学校の根底には不登校児童が社会に参加できるようにという想いがあるようですが、謳い文句として拘束時間の少なさを入れる学校は珍しいように思いました。勉強時間を確保できる、と進路の選択肢を増やすことになる生徒さんもいるでしょう。学校に通うことで発生する様々な時間にも意味を持たせることはできないか、学費の差は何だろうか、という風に考えてみると御校の魅力を改めて思い起こすきっかけとなるかもしれません。
 通学時間などはまるで無駄なようでも、私などはその景色に季節や地域を感じることがありました。その点だけではないのですが、通い続けているうちに何かを感じ取ることも有るように思います。一方で様々な事情から少しでも時間を確保したいという生徒も、学費で選択肢を得たい生徒もいらっしゃることでしょう。基本的には一度しか体験しないであろう高校生活です。生徒や保護者のみなさんが総合的な判断で悔いのない選択をされるよう御校の募集活動が浸透されることを期待するばかりです。