ローカルな話題になりますが、地元ということでお許しください。
私立高無償化見直し…大阪 : 教育 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
全国的に実施されている「高等学校等就学支援金制度」ですが、大阪府は私立高校の授業料無償化制度を独自に実施しています。
これに対する国からの財政支援が2014年度で終了することに伴い、現行制度の見直しが図られることになったとのニュースです。
記事には見直し前後を対比する図が掲載されており、分かりやすくなっています。
このブログには図をどうやって掲載していいか分からないので(アナログ人間ゆえ、ご容赦ください)、以下、言葉で記載しておきます。
各カテゴリの矢印の左側が現行制度、右側が新制度による保護者負担額(カッコ内は私立高・大学に通う子ども3人以上世帯の場合)です。
年収590万円未満の世帯:ゼロ→ゼロ(ゼロ)
~610万円:ゼロ→20万円(10万円)
~800万円:20万円→20万円(10万円)
~910万円:府の補助なし→府の補助なし(20万円)
910万円以上:府の補助なし→府の補助なし
下線を引いたところが変更点です。
新制度は2016年度より実施予定とのこと。
大阪府下の私学にとっては募集状況を左右しかねない要素ですので、制度変更による影響を見通しておくべきでしょう。
ちなみに、全国的な就学支援制度の概況についてはこちらに情報が掲載されています。
私学にとって料金設定はマーケティングの最も重要な要素のひとつです。
制度のことをよく理解し、自校の経営に活かしていただければと願っております。