世間はゴールデンウィークに突入したようですね。
朝の通学の生徒さんはいつも通り地下鉄駅のホームに立っていましたが、通勤の大人たちは少し減ったような。
この休暇が皆様の心身の休息になることを祈っております。
さて、興味がありながら採り上げるまでに少し時間が経ってしまったこのニュース。
皆様は既にご存知のことと思いますが改めて。
朝日新聞より。
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皆さんはこのニュース、どこで目にされたでしょうか。
私はこの朝日新聞が自分にとっての最初のニュースソースでしたので、内容も読まぬうちに
「公立小学校の活動の中に塾が関与するのかな」
という程度で受け止めていました。
が、産経新聞の表題を見るとニュアンスはだいぶ違ってきます。
佐賀県武雄市が「官民一体型」小学校創設へ 塾のノウハウ活用、27年度開校
もちろん、記事の中身をちゃんと読めば単なるコラボレーションではないことは分かるのですが、正直なところ、公立校がここまでやるのかと私は驚いてしまいました。
武雄市(樋渡市長)の施策には驚かされることが多いのですが、個人的には今回が一番かもしれません。
武雄市の公立小学校で模索されているのは、学習塾の講師が教育ノウハウを伝授した小学校教諭が公立小学校で教鞭と採る、という形。
授業や科目を特定するのではなく、すべての教科において学習塾のノウハウを生かす予定とのことですから、これはコラボというよりも「学習塾が学校という場を借りて教育を実践する」と言っていいのではないでしょうか。
小学校名にはその頭に学習塾の名前が付されるとのこと。
いろいろ突っ込みたいことはたくさんあるのですが、一言でいえば非常に大胆な施策、ですよね。
これは極端な事例かもしれませんが、いずれにせよ、公立校の特色化は私学を凌駕しつつあります。
ただ、その一方で学力のみに特色化を求めることの偏りも気になります。
私学は教育の先鞭をつける存在でもある…そう私は思っています。
御校で育った子供たちは、どんなふうに健やかなのか。
幅広く、また奥行きのある思考で、子供たちの育ちと学びを考えていきたいですね。
(文責:吉田俊也)
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