先日の子育てママのブログを読んで、
「いいなー!やっぱり母校(高校)がないのは寂しいな…」
と感じた M です。
幸い、小学校・中学校はまだ健在です。
前回の『思い出話 その1』に引き続き、今回も小学校の頃のお話です。
私が卒業した小学校では、『卒業テーマ』というものを決める伝統がありました。
6年生になってすぐ、各クラスで先生から生徒達に発表されます。
学年の担任の先生方が決めるのですが、
卒業にちなんだ、卒業にふさわしいテーマ=言葉を掲げます。
一つ上の先輩方の時は『旅立ち』でした。
私達の学年の先生方は、それまでと違うことをするのが好きだったようです。
例えば3年生から4年生になる時も、
学年の生徒全員にドッキリを仕掛けてきたりする先生方でした。
(内容を書くと長くなるので、割愛させていただきます。)
そして、卒業テーマも個性あるテーマを決めてくださいました。
それは『心』でした。
「何をするにも心が大切だ。何をするにも心を込めよう。
心を大切にしよう。
そんな願いが込められている」と。
毎年、大きな幕に卒業テーマに合わせた絵が描かれ、
卒業式が行われる体育館の壇上の後ろに、天井から吊るすようにして飾られます。
『心』の絵は、確か三日月に女性が座っていて、周りには惑星があり
全体を見ると月や惑星が漢字の『心』になるように描かれていて、
クラスの友達と「きれいな~」と喜び合いました。
また、私が卒業した小学校は音楽に力を入れていて、卒業式にも特徴があります。
それは『音楽の卒業式』です。
卒業式には、6年生・先生方・父兄の方々、
そして在校生代表として5年生が参加します。参列ではなく、参加です。
式が始まり、6年生は5年生が演奏する曲とともに入場します。
ほとんどの生徒はリコーダーを吹き、
一部の生徒はオルガンや木琴・バスなどを弾きます。
私達が5年生の時に演奏したのは ♪聖母たちのララバイ でした(歳がバレる!)。
要するに、音楽の授業で習うような卒業に関する曲や歌だけではないのです。
式の最後の方の退場曲も5年生が演奏します。
入場が終わり6年生が着席した後は、普通の式次第が進行されます。
卒業証書授与式は、子供が多い世代なので、
それだけで1時間以上はかかったと思います。
そしていよいよ、ここからが卒業式のメインイベントです。
6年生による『合唱』です。
約1時間演奏し、歌い続けます。
もうこれは『ライブ』です!
~つづく