都市部、といっても東京、首都圏が対象のような気もします。
中学受験が増えている、という記事です。
日経新聞より。
少子化にもかかわらず、都市部では中学受験の受験者数が増えている。東京都によると、私立中に進学した都内の公立小卒業者は2019年3月に1万6千人。5年間で2千人増え、割合も18%と2ポイント伸びた。
グラフを見ても明らかですね。
進学率がこれだけ上がっているということは、
受験市場はかなり活況になっているのではないでしょうか。
リーマンショック後は減少傾向が続いていた中学受験者数。
反転上昇のきっかけは大学入試改革のようです。
記事では専門家が
「大学入試改革の議論が始まり、大学入試の先行きが不透明になったことで
有名私大の付属中の人気が高まった」
とおっしゃっています。
そしてこの状況が過熱化したのは高校募集がなくなったから、
との見方もあります。
やはり募集の鍵を握るのは「出口」ということになるのでしょうか。
関西圏の私立中学受験者数は全体としてそれほど増えている印象はありません。
さて、首都圏以外の私立中学の市場はどう推移していくのでしょうか。
注意深く見守りたいと思います。
(文責:吉田)